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レジの行列が早く進むのはどっち!? [読んでみました]

はじめての統計学 レジの行列が早く進むのは、どっち!? サトウマイ https://www.amazon.co.jp/dp/4862807887/ref=cm_sw_r_tw_dp_GPNAZG3KTYKZDS0R9B8F

はじめての統計学、ということで手に取りました。
著者が数字アレルギーということなのですが、数字アレルギーな私が最後まで読み通せるのか。。。
と思いつつ、何とか読み通せました。


【感想】
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最後の方へ行くにしたがって、難しくなるような作り方。
最初の方は「試行」等、必要な言葉から解説していてわかりやすく読み進められた。
「数字そのものに意味はない。数字に「やばい」とか「大丈夫」という意味付けをするのは人間」という言葉が心に残った。「専門家が言ってる」とか「科学的に云々」等の発言者の属性や言葉ではなく、データで人を騙すことも可能だと念頭に置き、データを自分の目で判断して確認することが大切だと改めて感じた。
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「レジの行列が早く進むのはどっち!? / サトウマイ」
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気になったところ

 第2章の宝くじに関してを読みながら、中学時代に数学の先生が授業中に同じような解説をしながら
「期待値50%を切ってる、還元率も50%切ってる、宝くじを買うときは当たらないと思って買え」といわれたことを思い出した。当時、半分も当たってないように思えたのでなんか違うなぁと思っていたんだけど、「外れ値(高額当選)も含めると平均値として50%となる」と聞いて、納得。

「数字そのものに意味はない。数字に「やばい」とか「大丈夫」という意味付けをするのは人間」という言葉が心に残った。「専門家が言ってる」とか「科学的に云々」等の属性や言葉ではなく、医薬品の効果であれば、その効果の大きさや、実験の回数、被験者の人数、グループ分けはランダムに行われているのかなど、データを自分の目で判断して確認することが大切だと感じた。

タイトルの質問の回答としては、「回転率の速いところ」。
つまり、レジが二人体制であるとか、ベテランさんのレジ、かごの中身が少ない客が並んでるところ。

高額なものほど、自分の身体感覚とかけ離れるため鈍感になりやすい。
高額商品を購入するときほど、割引などを意識したい。

迷信とは、相関関係と因果関係を間違ってとらえているものと考えられる、というのは興味深い。
(相関はあるが、因果はない)薬屋のひとりごとに記載のあった、「不作の年は生贄を埋めたが、それはそのときたまたま土壌に人間の持つ成分の何かが不足していただけ。。。」という話を思い出した。
うまくいったことは記憶に残り、継続して実施する。その後、うまくいかなかったとしても、それを見直さず、継続していく。。。本能的に人間は科学的ではないので、自分も錯誤相関するし、他人のその想いを訂正するのは難しいというのは、生贄の話と照合するとほんとにその通りだと。

プラシーボ効果についても書かれていて、思い込みの力は強力である、と。
それならば、自分にとって良いこと(&他人に迷惑かけないこと)を想いこんだ方がよいなと思う。
「そう。私はやればできる子。」

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