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坊ちゃん -読書会- [読んでみました]

==QuizKnock読書会(11月)に参加して

今月の課題図書は「坊ちゃん/夏目漱石」。

読書会で「面白くないって言ってもいいんだ」ってのが
今日一番の収穫。

今回は10歳までに読みたい日本名作シリーズで読んだのが失敗だった。
本文があまりに悪口過ぎて、10歳には読ませられないようで、
かなりなるーくなってたことが推測されます。
。。。そりゃ、性格嫌な奴なだけにしか見えないわ。

【オススメする言葉】
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周囲を気にすることなく、自分の中で思う正義を貫く坊っちゃん。  
それは、見ようによっては「痛快」だし、見ようによっては「ただの自己中」。
どう見えたのかをあなたと話がしてみたいから、読んでみてほしい。
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「坊っちゃん」は痛快小説、と言われている。
でも、私はこの本を読んで「イライラ」した。
坊っちゃんが為すことが理解できず、読み進められない。

何とか読み終わった後、後書きに
 「当時の日本を坊ちゃんに投影しているのでは?」
と書かれていた。
そういう考え方もあるかもしれないけど、にしては、
日本のこと嫌味に書きすぎてないか、と余計に嫌になった。

そんな中、読書会で「過去の回想ではないか」という話を聞いた。
確かに、文中で坊っちゃんが書いた手紙ははちゃめちゃだし、紙に向かっても
何も書けなくて「清ならわかってくれるから書かなくていいや」って
言ってるのに、本文はとてもスムーズ。
それを「年月が流れているからでは?」とするのはとてもしっくりくる。

「俺の若いころはこうだった」って言ってると思えば、無鉄砲すぎるのも
「近頃の若いモンは、元気がない!」の裏返しで、なんとなくわかる。
(とはいえ、悪口言い過ぎだろうとは思うけど)

主人公が清と過ごした思い出の中で一番印象に残ったのが、
清と離れて暮らしたこの時期のことだった。
節目のタイミングでそれを孫に語っている、という話として
今度は青空文庫版で再読してみたい。
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