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推し、燃ゆ -読書会ワークシート- [読んでみました]

==QuizKnock読書会(1月)に向けて

今月の課題図書は「推し、燃ゆ/宇佐美りん」。
芥川賞になったけれど、全く興味なくて読んでなかった本。
「推しが炎上するなんて最悪じゃん」って思ってたし。
読んでないことを伝えたうえで、それをそのまま表現した人に対して
「ぜんぜんわかってない!」ってコメント見てからもっと読む気が失せた。

読まずにタイトルと最初の文章だけ聞いてどう思ったか、を
言っただけなのにね。
なら、中身読んで発言しろとか、続いていて、ますます読む気を失う。

今回は読書会に参加するのをやめようかとまで思ったけれど、
頑張って読みました。

【感想】
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「一定のへだたり」に優しさがある、という一文がしっくりきた。

こちら側で何をしようとへだたりの向こう側にいる相手に影響を与えないという安心感があり、
誰かと「推し」という共通項目でつながり、現実とは切り離れた姿で周囲とかかわりを持てる。
少し大げさかもしれないけど、その世界で、自分は生きているんだ、と感じることだってできる。

今ここで生きてる自分の手の届く範囲から離れたところにいる人だから、
帰ったらテレビ見ようという、楽しみにも変わるし、今生きてる現実を過ごす力になると思う。
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読書会シート

「推し、燃ゆ/宇佐美りん」
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誰が 何をする 話? 

 自分の推しが 問題を起こして引退するまでの 
 主人公の 心の動きを追う話

クライマックスは?

 推しが ただの人に戻ったことを確認して
 自分の中で 何かふっ切れた

気になったところ

 「相手と話して距離が近づくこともない、あたしが何かをすることで
  関係性が壊れることもない、一定のへだたりのある個所で誰かの
  存在を感じ続けられるということが安らぎを与えてくれるということが
  あるように思う。」

 激しく同意。
 自分が何をしようと、どういう生活を送っていようと相手に影響を与えない。
 そんな、今ここで生きてる自分の手の届く範囲の現実から離れたところにいる人だから、
 かえったらテレビ見よう、とかいう、楽しみに変わるし、
 今生きてる現実を過ごす力になると思うから。

 
 

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