狂言劇場その参(12日公演分)

3/12　世田谷パブリックシアターにて「狂言劇場その参」を観た。
この日は、昼公演でＢプロ。「瓜盗人」と「悪太郎」。

去年までとは違って、今は本社勤務。

平日に有給をとって、事前に計画立てて...なんて、ほぼ無理。
だから、もう、絶対に土日、いや、日曜日しか見に行けない！という状態。

だけど、これがまた。
今回の公園の中で日曜日って、千秋楽。
当然、ファンクラブ優先、あちこちのチケット系の先行予約、パブリックシアターの先行予約...どれもこれもはずれ。

あーぁー。今年はだめかな....そう考えてあきらめた私。

キングダムハーツ２をやり過ぎて、気がついたら朝が来てたある日。

９時。

メール受信して寝ようっと♪

ふと、思い返した。

 

「あれ、確か、今日は狂言劇場の一般発売の日じゃ？」

待ち時間はあと１時間。

きっとこれも天の思し召し。

眠い目をこすりつつ、１時間起きて、いよいよ１０時。

 

でも、ぜんぜん、重たくって、ぴあがつながらない！

えーいっ、Yahoo!チケットだっ！！！

 

....あれ、思ったよりすんなり取れた！

ということで、友人の分と２枚チケットを取って、ほくほく。

 

そんなこんなで、超楽しみにしてた舞台だったのです。

「瓜盗人」

　石田さんの盗人、高野さんの畑主。

　正直、どうかなぁ、と思ってたけれど、案外面白い。

　生活苦から瓜を盗みに畑に入る盗人が、また、翌日に同じ畑に盗みに

　入る、

　たった１日なんだけど、人の心って代わってしまうものだと、しっかり伝わる。

　

　やはり、人間、っていうもの、が伝わるのが狂言だなぁ、って思った。

 

「悪太郎」
　前半と後半で、きらびやかな世界と、白黒の世界が変わる、というところが

　見所、という話だけれど、なんか、心の奥底に突っ込んでくる、感じでした。

　うまくいえないんだけど、いけないものはいけない、というか、

　うーーーん。うまくいえないなぁ。

　でも、でもでも、心の中にふんわりと浮かんだのは、人とヒト。

　狂言って、人間の心のどこかにある感情や、思いを拡大して見せているんだ

　なぁ、と改めて感じました。

また、来年になってしまうかもしれないけれど、見に行こうと、ほんっとに思ってます。

コメント 1

高尚だなあ。もっと頻繁にご覧になれるといいですね。
by わかまっちゃん (2006-03-18 19:15)