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20210516 配信 古舘伊知郎トーキングブルース -無観客へのリベンジ- [見ました]

20210516 「古舘伊知郎トーキングブルース -無観客へのリベンジ-」@Stream+ (e+) で見る。

公演概要


昨日の夜、ぴあから先行予約メールが届いたんですよ。
トーキングブルースの愛知公演。

で、ちょっと検索して、第1弾が無観客で配信されてることを知りました。

「今ならまだ間に合う。よし、見るか」

そこからがめちゃくちゃハードル高くて。
私、前からe+と相性良くなくて。。。気が付いたら22時を軽く過ぎてて。
前回のトーキングブルース(2014年、一夜限り復活のトーキングブルースです)も
延長したから、90分で終わりやしないだろうと、日曜の夜に持ち越しました。


感想は、続きを読む、で。




ストレートに「パワーダウンしたな」と思った。

2014年のトーキングブルースを聞いてて感じたのは、圧倒的な熱量。
普段は音楽を鳴らし、ライブをするような空間で、彼は一人。言葉で空気を作っていた。
お客さんの「待ってたよ」という空気を拾って、それを言葉で返す。絶妙だった。

最初、まくし立ててるところに、遅れて入ってきた人がいて
「おい、今、遅れて入ってきたやつ! 遅刻厳禁だって言っといただろ!」とかアドリブも
柔軟に入れてたし。ただ、舞台上からの言葉だけなのに、一体感が出来上がって面白い空気だった。


今回。
緊急事態宣言で「第一波」という言い方ではなく、「Season」を使ってきた瞬間に、
「相棒に結び付けるんだろうな、これ」とか(笑)

言葉の使い方や結び付け方は今まで通り。
しゃべりは、結構噛んでたけど、まだまだ錆びちゃいないぜ、おれ。ってのが見える。

だけど、何か足りない。いや、物足りない。

途中でご自身で
「なんで、オチでこんなにトーンダウンしてしゃべってんだ、おれ。こんな事じゃいけない」
って突っ込みいれてたくらい。

「トーンダウン」って言葉をご自身で使われているように、ただただ熱量が足りない。

そうか、これが最初に言ってた「無観客との戦い」なのか。
テレビで「カメラの向こうのお客様」に慣れているんじゃないか、と思っていたけれど、
スタジオを見渡す限り誰もいない、というのは独自の空間を作りづらいのだろう。

誰かにしゃべりたくて、話したくて、その熱量をガソリンにしてしゃべり続ける。
聞いてくれる人の反応をダイレクトに受け止めて、
聞いてる人を乗せて一緒にどこかにたどり着く感覚でしゃべり続ける。

それが彼のトーキングブルースなのかもしれない。

ということは、映像は、生には勝てないってことなんだよな。。。
全国巡業、コロナは落ち着いているだろうか。
チケットはとれるのだろうか。
#2014年のトーキングブルース、生で見れたのは今でもほんと奇跡だと思ってる。


P.S.
今年は講談を取り入れるようなので、どうか巡業(笑)の際には、張扇だけでなく、扇もつかってほしい。
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