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銀河鉄道の夜 -読書感想文 Take5 完成版- [読んでみました]

==QuizKnock読書会に向けて

さて・・・推敲5回目です。
2000文字を目標にしています。。。

今回も「QuizKnockと学ぼう」の動画をペースメーカーにしました。
(アディショナルタイムはあります)

しかし、ほんと、あっという間に時間が終わりますね。
一人で50分も感想書いてたら、途中で飽きちゃうのに。。。誰かと勉強している、という
感覚だからなんでしょうか。。。


Take1と並べると全然変わってて、もう全く違うものだよ!?(笑


ということで、推敲は今日で終わり。
明日から読書会までは少し家の作業をしつつ、10月から何をするか考えようかなと思います。


#読みづらいので改行だけブログ用に書き換えてます。





「銀河鉄道の夜」を読んで  あい♪

私は今「感想」が書けない。
学生の頃から感想をまとめることは苦手だったが、今は「感想がない」。
読んでいる最中は面白いと思って読んでいるが、読み終わると印象に残った言葉や好きなシーンなど、読んだ内容やその時に感じたことが全く浮かばない。これで「本を読んだ」といえるのだろうか? 
本を読むたびに感想の出てこない自分がみじめで少しずつ本から遠ざかっていた。

その代わりにYouTubeを見始めた。
テレビで再生できるように設定して、終日テレビ代わりに流している。
そんなある日、「オンライン読書会をします」という声が聞こえた。QuizKnockさんの動画だった。
そこから少し戻してじっくり見直した。見ているうちになぜか感想を書きたくなった。
「やってみようと思えたのなら、すぐやろう」と9月の課題図書として指定された「銀河鉄道の夜」で読書感想文を書くことにした。

小学生の時「銀河鉄道の夜」を読んで、よくわからない言葉に戸惑ったことを踏まえて、
今回は小学生低学年向けの本を選んだ。
巻頭に「物語ナビ」として登場人物の相関図や、銀河鉄道の道のり、語句説明などが
まとめられていたので、読んでいる途中で戸惑っても元に戻りやすいだろう、と考えたからだ。

一通り読み終わった後、「銀河鉄道の夜ってこんなに難しかったっけ?」と思わずつぶやいた。
あまりに疑問が多すぎて
「小学生低学年に分かりやすくするためにカットされた場面があるのでは?」
と考え、青空文庫を確認した。

青空文庫には5種類の銀河鉄道の夜が掲載されていた。
発表年代を追おうとwikipediaを確認して思い出した。
「銀河鉄道の夜」は賢治の死後に見つかった未発表作品だ。
未発表作品ということは、完成版がない、つまり、作者が「これでよし」としたものがないことを
意味する。
青空文庫で2種類(第三版、第四版)読んだが、賢治はもっと手直しをしたかったようにも思え、
謎が深まっただけだった。

まず、銀河鉄道はどこへ行く乗り物なのだろうか。

白鳥座や南十字星の十字を電車が通り過ぎるタイミングで讃美歌が歌われていた。
ということから、銀河鉄道は亡くなった方が乗る電車である。

南十字星駅でタイタニックに乗っていたと思われる子供が「私天上へ行くんだから」と言って
降りて行ったことから察するに、南十字星駅は「天上」だろう。

亡くなった方を「お星さまになる」「天に上る」と表現することがある。
もし、銀河鉄道が「お星さまになる」ための電車ならば、南十字星駅は「天上」、つまり、
銀河鉄道の終点となるはずだ。

ところが、列車はまだ先へと進む。

亡くなった方は天に上ることもあれば、「地に落ちる」と表現することもある。
これを踏まえると、カムパネルラとジョバンニが見た「石炭ぶくろ」はどうだろう。
ジョバンニが見たところによると、石炭ぶくろは真っ暗闇で何があるかまったく見えないところ
だそうなので「無の世界」ではなかろうか。

これが正しければ、銀河鉄道は現世から天上を経由して無の世界へと死者の魂を運ぶ列車となるだろう。

では、カムパネルラは、どこに行ったのだろう。

天上の星にもならず、無の世界にもいかないのであれば、輪廻転生したのではないだろうか。

カムパネルラは消える前に「あそこの野原が綺麗だね。みんな集まってるねえ。あそこが本当の
天上なんだ。あっ、あそこにいるの、ぼくのおっかさんだよ」と言っている。
だが、ジョバンニには綺麗な野原も、集まっている人も見えなかった。

このシーンだけ二人の見えているものが異なっていることから、カムパネルラが見ていた景色は、
ジョバンニのいないこれからの世界と考えることはできないだろうか。

正直に言うと、カムパネルラが輪廻転生して「生まれかわっていたらいいな」と思っている。

おぼれそうになったクラスメイトを助けた代わりに自分が命を落とし、
天上へ向かってなお、お母さんのことを想いながら涙を流すカムパネルラが星になれないなら、
天上の星になる道は険しすぎる。
せめて、新しいお母さんのもとへ生まれかわって、次の人生を心行くまで楽しく過ごしてほしいと
願っている。

感想というよりは疑問をまとめた文章になってしまったのが少し残念だが、自分の心の中に
これほどの感情が浮かんだというのが最大の収穫だった。
頭に浮かんだ疑問を自分なりに考えてみたがまとまらない。
ぜひ読書会で他の方の意見や考え方を確認して聞いてみたい。と、今から楽しみで仕方ない。

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1,816文字です。


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