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老人と海 -読書会ワークシート- [読んでみました]

==QuizKnock読書会(10月)に向けて

今月の課題図書は「老人と海/ヘミングウェイ」。
今まで一度も読んだことがない作品です。

昔の海外文学(推理小説を除く)は「どれだけ重たくてきらびやかな文章が書けるか勝負」を
しているのかと思うほど、文章がごちゃごちゃしていて読みづらくて、敬遠してました。
この本もそういう先入観からずっと避けてきたのですが、読んでみると文章が簡単でびっくり。
読みやすく引き込まれていきました。
うん。これぞ、言葉で編んでいく物語でしたね。

【感想】
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読んでいる最中に、脳内で情景が浮かび、まるですぐそこで老人が漁をしているように思え、
心の中で老人を応援していた。
漁師であることに誇りを持ち、獲物に対して敬意を払い、真摯に向き合い、最後まで諦めない
漁師魂が心に流れ込んできた。
こんな大きな出来事があったけれども、彼は明日からも変わらず漁に出るのだろう。
繰り返される日々だけど「毎日は新しい日」だから、明日こそは老人にとってよい日になってほしい。
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読書会シート

「老人と海 / ヘミングウェイ」
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誰が 何をする 話? 

 老人が 巨大なカジキを釣り 港に戻るまでの間に サメに カジキを食われてしまう話

クライマックスは?

 激闘の末に釣ったカジキが骨だけになり、尾と頭付きの骨と一緒に戻ってきたときに、
 漁師仲間の無言の敬意と、皆目わかろうとしない観光客の対比。

気になったところ

 本文最後に観光客が「あれはなあに」と聞くシーン。

 少し唐突に観光客が文中に現れる。
 しかも、彼らはウェイターの言葉に続きがありそうなのに聞くつもりがないようだ。

 これは、
 「漁師がどうやって生活してるのか、ブルジョワにはわからない」
 と言いたかったんだろうか。
 それとも、100分de名著で言われたように「アメリカ批判」なのだろうか。


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