2015/10/17 京都都大路 迷宮の恋めぐり [見ました]
2015/10/17 京都都大路 迷宮の恋めぐり @京都四條南座 を見る。
ある日、舞台系のお知らせメールが飛んできた。
「京都都大路 迷宮の恋めぐり」
なんじゃそんなミステリーっぽい舞台のタイトルは。。。
と思って本文を見てみると、冠して「山村美紗サスペンス」。
あの、山村美紗のミステリーを浅野ゆう子主演で舞台にするって!?
面白そうじゃないか。
原作のあらすじを見ると、いわゆる「小菊シリーズ」。
待って。
公演告知の動画見たら「人形師・歌乃=浅野ゆう子」って言ってたし、
小菊ちゃんおらへんよ。
ということは。大幅に改訂された脚本に違いない。
当たりか、外れか。
面白そうだし、観にいってみようか。
とっても、かるーい気持ちで観にいくことにした。
そんな感じだったので。。。
前日。
「えっと、何時からだっけ??」
「どうやっていくの?」
「どこの近く?」
なんて感じで、慌てていて、開演時間を15時と空目。。。
実際に、最寄り駅(京阪の祇園四条)に着いて貼ってあるポスター見て
「15時半!」
。。。ということで、「よーじや」でゆっくり買い物して、
八坂神社に行ってから、南座に戻っても余裕で開場前だったという。。。
以下、内容の感想は続きで。
チラシの裏を見てあらすじを確認。
松竹オフィシャルの舞台映像はこちら。
https://youtu.be/yQMql6n45_o
結論から言うと。楽しかったです。
内容としては、南座で見る【夕方の再放送の2時間ドラマ】with 山村紅葉
という感じでした。
密室トリックどうするのかと思いきや、おい、「キャサリンで見たぞ、それ」。
と突っ込みいれそうになって、私は今南座で舞台見てるんだよ!と自分に言い聞かせてみたり(汗
途中で「Oh! ミステリー、Oh!ミステリー、事件はこれからどうなる~」って
歌い踊り始めたときには「これからどうなるんだろう」って若干不安になりましたが(笑
ほんと、うっかりすると、家でテレビ見てるみたいになっちゃって、危なかったです。
楽しかったですよ。
少し、内容を突っ込んで感想を。
-----
35分休憩込みの3時間にまとめるにはちょっとつらかったかな。。。
お話は、まるでジェットコースター。(展開速すぎ。)
でも、舞台なのでダルさを感じずにかえって良かったかも。
原作とは、ガラッと変わって、沢木は探偵役は一切せず。
探偵っぽいことは、歌乃におまかせ。
-----
あと、歌乃が沢木のことを好きなのは、だんだん分かってくるんだけど、
なんで、最初反目してる形にしたんだろうな……
最初の場面の一番最後は、沢木が筆を投げて歌乃に対して怒ってるところで終わるんだけど。
幕間直前では、歌乃は沢木の羽織りを持って頬ずりしてたもんな。。。
最初の場面ってなくても良かったんじゃね、とかおもったくらい。
(それがなくなると桃子さんの役の人、出演の場面がまったくなくなるけれど)
前半の前半くらいまでの
二人の関係から、歌乃の気持ちの動き方が早くって関係がよくわかんなくなって。
お互いにお互いの仕事は認めている、という意味合いならば、もう少し、その後も、
そういう感じにしてほしかったなぁ。。。
精進落としのところとかも一方的に歌乃が目の敵にしてる感じがありましたが、
好きだからこそ、嫌ってる空気を出してたのかな。。。
それを沢木はどう思ってたのか、よくわかんないんですよね。。。
そんな中で「私たちの関係でしょ、話して」って言われて、沢木は贋作の件、
歌乃に話すかなぁ。。。
と思うくらいには、最初の場面の意図がよく分からなかったです。
-----
伏線の1つ?に、登場人物は本当にやりたかったことが別にある、
という話があって、ママは小説家になりたい、ということで、山村美紗リスペクト。
このお店にも故山村美紗が常連客として通っていた、という設定になってます。
(ちなみに、小春さん(紅葉さん)は「必殺仕事人」になりたかったそうです)
まぁ、山村美紗さんといえば、紅葉さんですな。
ということで、途中の紅葉さんが違和感ありましたな。。。
あ、いえ、役者としての紅葉さんではなく、「山村紅葉」という役者さんの
引き合いの出し方がちと強引だったかと。。。
暗転の切り替えのつなぎで声だけ流れるところで、無理して紅葉さん使わなくても。。。
「お客の一人に山村紅葉さんがいたようです」
「違うっていってるでしょ!」
的な。。。
笑えるけど、そこに持ってこなくてもなぁ~、という感じ。
それ以外にも、「赤い霊柩車見た!」なんてせりふがあったり。
せっかく、山村美紗リスペクト、っていう設定があるので、うまく、脚本に載せて
その流れで引き合いにつかってほしかったですね。
でないと、その部分だけ浮いてしまう。。。
精進落としの後に「牡丹」に集まった時の小春さん(紅葉さん)の自己紹介は
流れに乗ってて良かったです。
ママ「小春さんの親戚(?)に葬儀屋さんがいらっしゃって、今回の手配とか、みんな
してもらったのよー」
ここで、これ持ってくるか!
こらえきれない笑いをかみ締めて、にやにやしてましたが……その答えで。。。
小春「石原葬儀社に…」
もうあかん。赤い霊柩車や。。。盛大に笑ってしまった。
小春「……あちらの世界にお声がかかりそうな方がいらっしゃいましたら、
うちに言ってください。八熊の小春からの紹介って言ったら、
5%割引になりますよって。」
あの、前半、右手挙げていうところあたり、明子さん降りてきてませんかー?
-----
最後は、ママと歌乃で犯人をひっかけて自白させる、というやり方です。
劇中劇。
「睡眠薬を飲んだ」というフリをしているママ。薬が効いてきて、うつぶせに
倒れたところ、歌乃に腕をひっぱりあげられて上体そらしをさせられる。
。。。たぶん、浅野さんのアドリブですな。
山田(こと、大澄さん)が笑いすぎて、その後続かない続かない、続かない。
そこを歌乃で突っ込む。
「笑ってないで、さっさと言ってあげなさいよ、ほら、早く……
(ママを向いて)美保子! 寝るな! (山田を見て)ほら、早く!」
後で狩矢警部がやってきて、
「いやぁ、迫真の演技でした」と言うと
「私、実は女優になりたかったの」
会場拍手喝采&大爆笑
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いやぁ。
ほんと、楽しかったですよ。笑いすぎたぁぁぁぁぁぁぁぁ。
ある日、舞台系のお知らせメールが飛んできた。
「京都都大路 迷宮の恋めぐり」
なんじゃそんなミステリーっぽい舞台のタイトルは。。。
と思って本文を見てみると、冠して「山村美紗サスペンス」。
あの、山村美紗のミステリーを浅野ゆう子主演で舞台にするって!?
面白そうじゃないか。
原作のあらすじを見ると、いわゆる「小菊シリーズ」。
北野天満宮で舞妓の豆千代が殺されて以来、京都西大路通りの由緒ある神社仏閣で次々と 発生する殺人事件。容疑者はホテルオーナー、ゲーム機会社の社長、大学助教授、著名な 人形師に服飾評論家など、古都を彩る名士ぞろい。果たして真犯人は? 日本画家の沢木と舞妓の小菊が活躍する傑作長篇ミステリー。
待って。
公演告知の動画見たら「人形師・歌乃=浅野ゆう子」って言ってたし、
小菊ちゃんおらへんよ。
ということは。大幅に改訂された脚本に違いない。
当たりか、外れか。
面白そうだし、観にいってみようか。
とっても、かるーい気持ちで観にいくことにした。
そんな感じだったので。。。
前日。
「えっと、何時からだっけ??」
「どうやっていくの?」
「どこの近く?」
なんて感じで、慌てていて、開演時間を15時と空目。。。
実際に、最寄り駅(京阪の祇園四条)に着いて貼ってあるポスター見て
「15時半!」
。。。ということで、「よーじや」でゆっくり買い物して、
八坂神社に行ってから、南座に戻っても余裕で開場前だったという。。。
以下、内容の感想は続きで。
チラシの裏を見てあらすじを確認。
京都・祇園の名物クラブ「牡丹」のホステス桃子が死んだ。警察は自殺と判断。
「牡丹」には、女流人形師・歌乃(浅野ゆう子)や、ママ・美保子(水野真紀)を
はじめ、死んだ桃子を偲び、常連客が集まった。桃子は本当に自殺なのか?
桃子と関わりのあったベンチャー企業会社社長・山田(大澄賢也)、芸妓・小春
(山村紅葉)たちの胸にそんな思いが交差する中、美保子は、「京都府警の星」・
狩矢警部(小野寺昭)の協力も得ながら、独自に真相を探り始める。
一方歌乃は幼馴染である日本画家・沢木(原田龍二)の様子がおかしいことから、
彼が関わった過去の贋作事件に再び巻き込まれていることを知る。沢木が美保子を
好きだと分かっていても秘かに沢木に想いを寄せる歌乃は彼を救うことを決意する。
そんな中、事もあろうに当の「牡丹」で第二の殺人が発生する。その犯人として捜査線上に
浮かんだのは沢木であった。
みなが疑心暗鬼になる中、事件に疲れ果てた美保子は常連客を集めて店を閉店することを告げる。
そして翌日、第三の殺人が……。
それぞれの抱える秘密が明らかになる中、謎はますます深まるばかり。
この店の中に犯人がいる!
松竹オフィシャルの舞台映像はこちら。
https://youtu.be/yQMql6n45_o
結論から言うと。楽しかったです。
内容としては、南座で見る【夕方の再放送の2時間ドラマ】with 山村紅葉
という感じでした。
密室トリックどうするのかと思いきや、おい、「キャサリンで見たぞ、それ」。
と突っ込みいれそうになって、私は今南座で舞台見てるんだよ!と自分に言い聞かせてみたり(汗
途中で「Oh! ミステリー、Oh!ミステリー、事件はこれからどうなる~」って
歌い踊り始めたときには「これからどうなるんだろう」って若干不安になりましたが(笑
ほんと、うっかりすると、家でテレビ見てるみたいになっちゃって、危なかったです。
楽しかったですよ。
少し、内容を突っ込んで感想を。
-----
35分休憩込みの3時間にまとめるにはちょっとつらかったかな。。。
お話は、まるでジェットコースター。(展開速すぎ。)
でも、舞台なのでダルさを感じずにかえって良かったかも。
原作とは、ガラッと変わって、沢木は探偵役は一切せず。
探偵っぽいことは、歌乃におまかせ。
-----
あと、歌乃が沢木のことを好きなのは、だんだん分かってくるんだけど、
なんで、最初反目してる形にしたんだろうな……
最初の場面の一番最後は、沢木が筆を投げて歌乃に対して怒ってるところで終わるんだけど。
幕間直前では、歌乃は沢木の羽織りを持って頬ずりしてたもんな。。。
最初の場面ってなくても良かったんじゃね、とかおもったくらい。
(それがなくなると桃子さんの役の人、出演の場面がまったくなくなるけれど)
前半の前半くらいまでの
二人の関係から、歌乃の気持ちの動き方が早くって関係がよくわかんなくなって。
お互いにお互いの仕事は認めている、という意味合いならば、もう少し、その後も、
そういう感じにしてほしかったなぁ。。。
精進落としのところとかも一方的に歌乃が目の敵にしてる感じがありましたが、
好きだからこそ、嫌ってる空気を出してたのかな。。。
それを沢木はどう思ってたのか、よくわかんないんですよね。。。
そんな中で「私たちの関係でしょ、話して」って言われて、沢木は贋作の件、
歌乃に話すかなぁ。。。
と思うくらいには、最初の場面の意図がよく分からなかったです。
-----
伏線の1つ?に、登場人物は本当にやりたかったことが別にある、
という話があって、ママは小説家になりたい、ということで、山村美紗リスペクト。
このお店にも故山村美紗が常連客として通っていた、という設定になってます。
(ちなみに、小春さん(紅葉さん)は「必殺仕事人」になりたかったそうです)
まぁ、山村美紗さんといえば、紅葉さんですな。
ということで、途中の紅葉さんが違和感ありましたな。。。
あ、いえ、役者としての紅葉さんではなく、「山村紅葉」という役者さんの
引き合いの出し方がちと強引だったかと。。。
暗転の切り替えのつなぎで声だけ流れるところで、無理して紅葉さん使わなくても。。。
「お客の一人に山村紅葉さんがいたようです」
「違うっていってるでしょ!」
的な。。。
笑えるけど、そこに持ってこなくてもなぁ~、という感じ。
それ以外にも、「赤い霊柩車見た!」なんてせりふがあったり。
せっかく、山村美紗リスペクト、っていう設定があるので、うまく、脚本に載せて
その流れで引き合いにつかってほしかったですね。
でないと、その部分だけ浮いてしまう。。。
精進落としの後に「牡丹」に集まった時の小春さん(紅葉さん)の自己紹介は
流れに乗ってて良かったです。
ママ「小春さんの親戚(?)に葬儀屋さんがいらっしゃって、今回の手配とか、みんな
してもらったのよー」
ここで、これ持ってくるか!
こらえきれない笑いをかみ締めて、にやにやしてましたが……その答えで。。。
小春「石原葬儀社に…」
もうあかん。赤い霊柩車や。。。盛大に笑ってしまった。
小春「……あちらの世界にお声がかかりそうな方がいらっしゃいましたら、
うちに言ってください。八熊の小春からの紹介って言ったら、
5%割引になりますよって。」
あの、前半、右手挙げていうところあたり、明子さん降りてきてませんかー?
-----
最後は、ママと歌乃で犯人をひっかけて自白させる、というやり方です。
劇中劇。
「睡眠薬を飲んだ」というフリをしているママ。薬が効いてきて、うつぶせに
倒れたところ、歌乃に腕をひっぱりあげられて上体そらしをさせられる。
。。。たぶん、浅野さんのアドリブですな。
山田(こと、大澄さん)が笑いすぎて、その後続かない続かない、続かない。
そこを歌乃で突っ込む。
「笑ってないで、さっさと言ってあげなさいよ、ほら、早く……
(ママを向いて)美保子! 寝るな! (山田を見て)ほら、早く!」
後で狩矢警部がやってきて、
「いやぁ、迫真の演技でした」と言うと
「私、実は女優になりたかったの」
会場拍手喝采&大爆笑
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いやぁ。
ほんと、楽しかったですよ。笑いすぎたぁぁぁぁぁぁぁぁ。
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