2015/11/05 観劇:万作を観る会in西本願寺南能舞台 [萬斎さまっ!!]
2015/11/05 万作を観る会in西本願寺南能舞台 @西本願寺 を見る。
新幹線で京都に到着したら、綺麗に晴れた空。
心地よい陽気で、風もさほど強くない。
時間にかなり余裕があったので、西本願寺まで歩きました。
御影堂門(重要指定文化財)
到着してもまだ余裕。
境内をゆっくり参拝して、散策します。
水吹き銀杏(天然記念物)
本願寺に火災があった際に「この銀杏から水が出て火災を消し止めた」という伝説があり「水吹き銀杏」と呼ばれるのだそうです。
まだ時間に余裕があるので、総合案内所兼休憩所で一休み。
すると……
「あの、本日行われる狂言の……」
場所が分からない方が分刻みでやってくる。
次回は、境内マップの横に「本日のイベント」と書いてポスター掲示して矢印をつけておきましょうよ、SAPさん。
さて。。。今回はちょっと苦情を。
狂言は開演に遅れると1つ目の演目が終わるまでは中に入れないことが多いです。
(演目の最中での途中入場は不可のところが多い)
今回は、どうも後ろで立ち見させてたようなんです。
本来ならそれでも問題ないのですが、今回はアウト。
現在の能楽堂などとは異なり、舞台と客席に高低差がほぼありません。
解説で萬斎さんが「立って話していた」時はよかったのですが、
本編の1つ目は、万作さんの演ずる「奈須与市語」。
「語り」です。演者はほぼほぼ「座ってる」んです。
桟敷、背の低い椅子と椅子で段差はつけど、大柄の方がすわってしまえば後方は舞台が見えない。
そこで、座って話す演目と言うことは、非常に見づらい演目である、ということ。
まして、演目が「一人4役を振り付けしながら実施する」となれば、
見えることが重要な要素である、ということ。
私はB列でしたが、ほぼ万作さんの顔は見えませんでした。
そんなとき、後方に立ってる人を見つけたら?
「自分も最後列で立つ!」となっても不思議ではありません。
運営も席に戻れとは言わないので、途中での立ち見は増える一方です。
結果として、最後列で立ち見を選択する方が続出し、
他の人の足を踏みつけて最後列へと向かったり、
自分が見ている前を多くの人がよぎったりしていくわけです。
ハッキリ言って邪魔。
運営には、遅れたら演目の途中で入場させないくらいの毅然とした対応をしてほしかったです。
以下、内容の感想は続きで。
「解説」
今回は、萬斎さん。
以前は、萬斎さんの解説は一番面白くない、という話も聞いていたのですが、
私が聞いている限りではそんなこともなく。(脱線しすぎですが:笑)
覚えている限りで
「今日はいいお天気でみなさんUV対策はしっかりされていますか?」
(会場:笑)
「……私はいつも嵐を呼ぶ男といわれているのですが、めずらしく今日はいい天気で」
(会場:そうそうとばかりにうなずく&笑)
「折りしも先日父が文化功労者に選ばれまして」
(会場:拍手)
「後を追うものとしては、つらいものが……」
(会場:笑)
「もちろん、喜びの方が大きいのですけれども」
「雨対策もあって屋根のあるところで見ていただいているので、ところどころ、柱などで
見づらいかもしれませんが、私は出来る限り皆さんから見えるようにふらふらして
話します」
「こちら(西本願寺)で行いたいというのは、父の要望でして、今回それが叶う形で
ここで演ずることができました。」
万作さんは3回目、萬斎さんは初めての西本願寺南能舞台だそうです。
この後は「奈須与市語」を(見づらいことが分かってて、だと思いますが)
ストーリーまで仔細に解説。
「あ、「悪太郎」の解説に5分しか時間がなくなってしまいました!」
(会場:笑)
悪太郎の解説も5分でまとめて、解説終了。
「奈須与市語」
話の語り手・奈須与市・源義経・後藤兵衛実基の4人を一人で演じ分けます。
そう、だからみんな見たがったわけですよね。
この演目に関しては、感想は一言。
万作さんの声はいい声だ。
「悪太郎」
萬斎さんもお気に入りというこの演目。
後半の念仏僧(万作さん)と悪太郎(萬斎さん)の掛け合いが楽しくて楽しくて。
踊りのタイミングも揃っててみていて楽しくなりますね。
にほんごであそぼ、の呼声とか、まちがいの狂言とかを思い出しました。
客席で携帯がマナーモードで鳴っていたりしましたが、ぐっとのめりこんで観れたので
よかったです。
会場を出ると、入り口すぐのところで、スーツに着替えてお客様にご挨拶している、
万作さんと萬斎さんが。
楽屋があるわけではないようなので、こういう姿も見れるのですね。
新鮮でした。
新幹線で京都に到着したら、綺麗に晴れた空。
心地よい陽気で、風もさほど強くない。
時間にかなり余裕があったので、西本願寺まで歩きました。
御影堂門(重要指定文化財)
到着してもまだ余裕。
境内をゆっくり参拝して、散策します。
水吹き銀杏(天然記念物)
本願寺に火災があった際に「この銀杏から水が出て火災を消し止めた」という伝説があり「水吹き銀杏」と呼ばれるのだそうです。
まだ時間に余裕があるので、総合案内所兼休憩所で一休み。
すると……
「あの、本日行われる狂言の……」
場所が分からない方が分刻みでやってくる。
次回は、境内マップの横に「本日のイベント」と書いてポスター掲示して矢印をつけておきましょうよ、SAPさん。
さて。。。今回はちょっと苦情を。
狂言は開演に遅れると1つ目の演目が終わるまでは中に入れないことが多いです。
(演目の最中での途中入場は不可のところが多い)
今回は、どうも後ろで立ち見させてたようなんです。
本来ならそれでも問題ないのですが、今回はアウト。
現在の能楽堂などとは異なり、舞台と客席に高低差がほぼありません。
解説で萬斎さんが「立って話していた」時はよかったのですが、
本編の1つ目は、万作さんの演ずる「奈須与市語」。
「語り」です。演者はほぼほぼ「座ってる」んです。
桟敷、背の低い椅子と椅子で段差はつけど、大柄の方がすわってしまえば後方は舞台が見えない。
そこで、座って話す演目と言うことは、非常に見づらい演目である、ということ。
まして、演目が「一人4役を振り付けしながら実施する」となれば、
見えることが重要な要素である、ということ。
私はB列でしたが、ほぼ万作さんの顔は見えませんでした。
そんなとき、後方に立ってる人を見つけたら?
「自分も最後列で立つ!」となっても不思議ではありません。
運営も席に戻れとは言わないので、途中での立ち見は増える一方です。
結果として、最後列で立ち見を選択する方が続出し、
他の人の足を踏みつけて最後列へと向かったり、
自分が見ている前を多くの人がよぎったりしていくわけです。
ハッキリ言って邪魔。
運営には、遅れたら演目の途中で入場させないくらいの毅然とした対応をしてほしかったです。
以下、内容の感想は続きで。
「解説」
今回は、萬斎さん。
以前は、萬斎さんの解説は一番面白くない、という話も聞いていたのですが、
私が聞いている限りではそんなこともなく。(脱線しすぎですが:笑)
覚えている限りで
「今日はいいお天気でみなさんUV対策はしっかりされていますか?」
(会場:笑)
「……私はいつも嵐を呼ぶ男といわれているのですが、めずらしく今日はいい天気で」
(会場:そうそうとばかりにうなずく&笑)
「折りしも先日父が文化功労者に選ばれまして」
(会場:拍手)
「後を追うものとしては、つらいものが……」
(会場:笑)
「もちろん、喜びの方が大きいのですけれども」
「雨対策もあって屋根のあるところで見ていただいているので、ところどころ、柱などで
見づらいかもしれませんが、私は出来る限り皆さんから見えるようにふらふらして
話します」
「こちら(西本願寺)で行いたいというのは、父の要望でして、今回それが叶う形で
ここで演ずることができました。」
万作さんは3回目、萬斎さんは初めての西本願寺南能舞台だそうです。
この後は「奈須与市語」を(見づらいことが分かってて、だと思いますが)
ストーリーまで仔細に解説。
「あ、「悪太郎」の解説に5分しか時間がなくなってしまいました!」
(会場:笑)
悪太郎の解説も5分でまとめて、解説終了。
「奈須与市語」
(あらすじ)
源平による八島の合戦で、海上の平家方より、扇を立てた一艘の舟が漕ぎ出される。 義経は、後藤兵衛実基の献策により、弓の名手・奈須与市宗高を召し、扇の的を射ることを命じる。 初めは固辞した与市だが、義経の厳命にやむなく従う。与市は馬を海中に乗り入れるが、波に揺れる小舟になかなか狙いが定まらない。そこで神明に祈りを捧げると、不思議と的が一瞬静止する。すかさず放った矢は見事命中し、扇は夕暮れの波間にひらめき落ちる。源平両軍の賞賛の中、与市は大将義経の御感にあずかるのだった。
話の語り手・奈須与市・源義経・後藤兵衛実基の4人を一人で演じ分けます。
そう、だからみんな見たがったわけですよね。
この演目に関しては、感想は一言。
万作さんの声はいい声だ。
「悪太郎」
ちょい悪な感じで世の中を斜に構えてみている悪太郎は、 自分が酒を飲む事を非難する伯父を脅かしてもう避難しないようにしてやろうと、 薙刀を手にして伯父の家へ向かう。 家に招かれた悪太郎は、伯父に酒を振る舞って貰い、機嫌が良くなって、 したたかに酔っぱらって、帰る道すがら、道端に眠り込んでしまう。 心配して伯父が後をつけると、道端で悪太郎が熟睡している。 これに懲りて酒を飲まないようにさせたいと、悪太郎の髪を剃り髭を落とし、 服も替えて僧形にし、それでも寝ている悪太郎の耳元に 「今後、お前の名は南無阿弥陀仏だ」と囁いて去る。 目覚めた悪太郎は己の姿に驚いて・・・
萬斎さんもお気に入りというこの演目。
後半の念仏僧(万作さん)と悪太郎(萬斎さん)の掛け合いが楽しくて楽しくて。
踊りのタイミングも揃っててみていて楽しくなりますね。
にほんごであそぼ、の呼声とか、まちがいの狂言とかを思い出しました。
客席で携帯がマナーモードで鳴っていたりしましたが、ぐっとのめりこんで観れたので
よかったです。
会場を出ると、入り口すぐのところで、スーツに着替えてお客様にご挨拶している、
万作さんと萬斎さんが。
楽屋があるわけではないようなので、こういう姿も見れるのですね。
新鮮でした。
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